ここに一冊の本があります。
『変えることが難しいことを変える。』
ラグビー日本代表のGM(ゼネラルマネージャー)による著書です。
四年前にGMに就任し、現在までラグビー日本代表が改革してきたことが書かれています。
書かれたのは今回のワールドカップ直前。
当然、今回の活躍はまだわからない時点での著作となります。
ちなみにラグビーのGMというのは、著書からの引用によると大きく分けて次の5つの仕事があるそうです。
(1)強化の方向性の策定
(2)コーチングスタッフの編成
(3)具体的な強化プランの立案
(4)将来を見据えた枠組み作り
(5)予算の編成
例えるなら、日本代表という会社の社長のような役割でしょうか。
とにかく、実際に試合を行う以外の全てのことを考えていかないといけないのでしょう。
このGM、前作の時も投稿した記憶がありますが、私とは中学校からの同級生です。
大学時代は昼休みに一緒にトレーニングをしたのも良い思い出です。
とはいえ、もう10年くらいは会っていませんし、私は典型的な「有名になって出てきた知り合い」の一人かもしれません(笑)
彼は昔から本当にスポーツはもちろん、頭脳明晰で、性格もよく、実行力もあります。
友達のことを褒めるのもなかなか気持ち悪いですが(笑)、本当にすごい人です。
大学を卒業後、一旦就職し、そこからケンブリッジ大学へ留学、その後イギリスで日本人として初めてのプロとなりました。
当時私が通っていたジムにイギリス人がいたので、「僕の友達でサラセンズ(チーム名)に入った日本人がいて・・・」と話したら、その人が本当に驚いていたのを覚えています。
当時でいうと、サッカー界のあの選手と比較されたりしましたが、同級生としてはトータルパーソンとして彼の方が全然上だと認識していました(^^)
今回のワールドカップでは、メディアでは当然、選手やコーチの話題となりますが、もちろんそこも重要ですが、
もし彼がGMに就任していなかったら、今回のワールドカップでの活躍は絶対にない、と断言できます!!
(詳しくは本を読んでください。この意見に同意いただけると思います。)
やっぱり、それくらい選手にとって意識改革、システム改革は非常に重要なものです。
ではこれをどのようにボディビルに応用するか。
限られたスペースで具体的なことは難しいですが、パッと思いつくだけでもいくつかあります。
・日本のボディビルチームは世界でどのような地位を目指していくのか。
・定期的な世界レベルのトレーニングコーチ、ニュートリションコーチの招聘、知識の共有。
・国際試合への出場枠の確保、出場選手の増加。
・それら活動を行うための収益・ビジネスモデルの作成。
などなど。
現在は、日本国内での大会という場を提供したり、数名を国際試合に派遣したり、ということをしていただいていますが、今後はさらに国際大会で結果を出せるような強いチームとなってくれることを個人的には希望しています。
最初からできないとあきらめるのか、「変えることが難しいことを変える」というやりがいのあることに挑戦していくのか。
ファンとして、「今後が楽しみ」と思えるような選択をしてほしいと願っています。
とにもかくにも、この本の宣伝をしたかったので無理矢理こじつけました(笑)
ちゃんちゃん。
でも本当に良い本で、(伝えたかったことがほとんど伝わっていないと思いますので)ぜひ一読してみてください!
ラグビーを知っている人はもちろん楽しめますし、知らない人も自身のスポーツやビジネスに非常に役立つ内容がたくさん含まれています!!
とりあえず、レポートおわり。
seto